蕎麦カフェたなみ
蕎麦カフェたなみです。いつもご利用いただきありがとうございます。
先日の丸鶏スープが厨房に残っておりました。
さて、これをどう仕立てようかと考え、今回はチキンカレーを作ることにいたしました。
具材に選んだのは鶏肉と白茄子です。丸鶏から引いたスープを使いながら、肉だけ別の動物に頼るのも何だか落ち着きません。今回は最初から最後まで、鶏にしっかり付き合ってもらうことにいたしました。
理想よりも在庫に導かれ、バイタミックスへ飛び込んだ二個の熟柿
まずは玉ねぎ、にんじん、にんにくを用意します。
ふと厨房の片隅を見やると、そこにはいただきものの柿が大量に控えておりました。熟したものを二個ほど選び、皮を剥いて種を取り除き、野菜や丸鶏スープと一緒にバイタミックスへ放り込みます。
最初からカレーに柿を合わせる崇高な計画があったわけではありません。ただそこに、使い道を待つ柿がたくさんあっただけのことです。私の料理はときどき、高邁な理想よりも目の前の在庫の都合に導かれます。
滑らかな液状になった野菜と柿のペーストを、あらかじめ炒めておいた鶏肉と白茄子の鍋へ一気に流し込み、コトコトと煮込んでいきました。
スーパーの開店待ち!遅刻してきたスパイスと銀色に輝く新調の器
カレー粉を加えて煮込み、そこへクミンとターメリックを足します。
本当を申し上げれば、鶏肉を炒める最初の段階で油に香りを移したかったのです。しかしその時刻には、近所のスーパーがまだ開いておりませんでした。鍋の進行と世間の営業時間というのは、必ずしも綺麗に一致してくれません。クミンもターメリックも、少し遅れて鍋へ滑り込むことになりました。遅刻の責任はひとえに、前もって買い置きをしていなかった料理人の横着にあります。
仕上げにガラムマサラとシナモンをひと振りして完成です。
盛り付けには、ダイソーで調達してきた金属製のカレー皿を使いました。百円均一と聞くと勝手に百円玉一枚で買える気になってしまいますが、この器は百円では買えず、私にとってはなかなか値の張る品物でした。残りもののスープと余っていた柿で始まった料理だというのに、新調した器だけがすまし顔で贅沢をしております。
ルー不使用のさらりとしたコク。身体がぽかぽかと温まる秋の着地点
出来上がった一杯をさっそく味見してみます。
柿の甘みが前に出すぎることもなく、丸鶏のスープも己をことさらに主張しません。市販のルーを使っていないため口当たりはさらりとしておりますが、素材の旨みが重なって奥深いコクがあります。大ぶりに切った白茄子を頬張ると、とろりとした食感が舌の上で心地よくほどけました。
食べ進めるうちにじんわりと額に汗がにじみ、食後も胃もたれのない軽やかな満腹感に包まれました。身体によさそうなカレーができたと満足しておりますが、どこがどう効くのかと問われると困ってしまいますので、身体の話はそのあたりで箸を置いておくことにします。
振り返ってみれば、柿はもう二個ほど放り込んでも面白かったかもしれません。それが純粋な味の探求心から出た思いつきなのか、まだ山のように残っている柿の山を見て浮かんだ邪念なのかは、作った本人にも少々怪しいところでございます。
※今回のチキンカレーは厨房でのまかない試作記録です。店主の気まぐれな仕込みから、日々の美味しいヒントを探求しております。
| 名称 | 蕎麦カフェたなみ |
|---|---|
| フリガナ | ソバカフェタナミ |
| 住所 | 343-0032 越谷市袋山1216-19 |
| アクセス | 東武伊勢崎線大袋駅東口より徒歩2分 |
| 電話番号 | 048-971-3617 |
| 営業時間 |
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| 禁煙・喫煙 | 受動喫煙対策による禁煙・喫煙についての最新情報は、店舗にお問い合わせください。 |
| 電子マネー・その他 | PayPay |
| 駐車場 | あり お店の近くに2台 |
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